スイカに塩をかけると甘い!理由を答えられる?他の例は?
「スイカ(すいか)に、塩をかけると、
甘くなるのは、どうしてかな?」
なんて疑問を、抱えてませんか??
夏休みに、親戚の家に遊びに行ったり
すると、ソコでスイカ(すいか・西瓜)が
出てくることも多いと思いますが、
「コレ、スイカにかけて食べてね♪」
と、塩まで一緒に出てくることが
ありますよね^^
アレは、塩をスイカにかけることで、
甘みがアップするからなんですが、
その理由をあなたは答えられますか?
そこで今回は、スイカに塩をかけると
どうして甘くなると言われているのか、
その理由についてまとめました♪
目次(もくじ)
スイカに塩をかけると甘い理由は「○○効果」にあった!
食後のデザートに、チョコレートと
オレンジが一緒に出たとき、先に
チョコを食べてからオレンジを食べると…
オレンジが、めちゃめちゃ酸っぱく
感じられて、「うー!」って
なっちゃいますよね^^;
コレと似たようなコトで、
しょっぱい塩を少しだけなめたあとに、
スイカのような甘いモノを食べると…
塩のしょっぱさが、スイカの甘みを
引き立ててくれるので、スイカがより
甘く(おいしく)感じられるのです。
コレを「味の対比(たいひ)効果」
と呼びます。
お正月に食べる、おしるこ(ぜんざい)に
塩を、ひとつまみ入れるのも、この味の
対比効果を使った例だといえますね。
ただし、塩をかければ甘くなるから
といって、あまりにたくさんの量の
塩を、ドバドバとかけてしまうと…
塩のしょっぱさが強くなって、
しょっぱさしか感じなくなって
しまうので、注意が必要です。
ちなみに、イタリアやスペインでは
(日本でもそうですね!)、メロンと一緒に
生ハムを食べることが多いですが…
コレも、スイカやおしること同じように
「味の対比効果」を、上手く使った例。
昔は特に、メロンが今ほど
甘くなかったので、メロンの甘さを
グッ!と引き立てるために…
塩分がたっぷりと含まれている
生ハムを添えて、一緒に食べていた
というコトですね^^
また先生や親に、怒られたあとに
褒められると、いつもよりうれしく
感じられるかもしれませんが…
コレもある意味、味ではありませんが、
対比効果を、上手く使った(使われた?)
例だと言えるかもしれません♪
塩とスイカを「同時に」食べてOKな理由は?
本来、スイカの甘みを引き立てたいなら、
塩を「先に」舐めたあとに、スイカを
食べたほうがイイはずですよね。
でも私たちの味覚は、「しょっぱさ」と
「甘さ」では「しょっぱさ」を先に感じる
(=脳に伝わる)ことが分かっています。
なので、スイカと塩を同時に食べても、
私たちの脳は「しょっぱさ→甘さ」の
順に認識するので…
塩だけ先に舐めるなんていう、
面倒くさいことをしなくてもOK、
ということなんですね^^
ただし、今のスイカはとっても甘いので…
ただし、今は昔とは違い農家の人たちが
とっても甘いスイカを作ってくれるように
なったので…
塩をかけずに、そのまま食べても、
甘くおいしいスイカが食べられる場合が
ほとんどです。
逆に、そういった元々甘いスイカに
塩をかけると、塩がせっかくのスイカの
甘みを消してしまうことだってあるので…
スイカを食べてみて、
「このスイカ、あんまり甘くないな」
と感じたときだけ、塩を振って
食べるようにするのがオススメですね。
ちなみに今では、しましま模様ではなく、
下のように黒い皮をした、面白い見た目の
(しかも超おいしい!)スイカもあるので…
一度は、そんなオモシロすいかを、
家族みんなで、ワイワイと
味わってみるのも良いですね♪
⇒塩をかけなくても甘みたっぷり!
北海道当麻町産「でんすけすいか」
まとめ&自由研究のネタに使えるかも!
今回は、スイカに塩をかけると
甘くなる理由について説明してきました。
最後にもう一度、今回の記事の内容を
ギュッ!と凝縮してまとめておくと、
こういったカタチになりますね^^
- スイカに塩をかけると甘い理由は、
「味の対比効果」によるもの! - 「おしるこに塩」「生ハムにメロン」も、
この味の対比効果を、上手く使った例だと言える! - ただし今では、塩をかけなくても、
充分に甘いスイカがほとんど!
ちなみに、ほかにもトマトに塩を
かけると甘くなる、なんて言い伝えも
よく聞いたりしますが…
トマトはスイカに比べて、
甘みの元になっている、果糖や
ショ糖といった成分が少ないため…
塩をかけても、スイカほど味が
変化しないと言われています。
このあたりは、夏休みの自由研究などで、
いろいろな食材に塩をかけて、味の変化を
比べてみるのも、楽しいかもしれませんね^^